サルバベルカント
代表 峯川知子 ご挨拶

 サルバベルカントとは、私の亡き師のアントニオ サルバドーリのサルバとイタリアの伝統唱法ベルカントを合わせた造語です。ベルカントとはBel Cantoすなわち「美しい歌」「美しい歌唱」。サルバとはsalba「救う」を意味し、今や世界中で失われつつある幻のベルカントを取り戻す、偉大なムーブメント(芸術運動)でもあります。

 オペラ全盛期に確立された発声法は「自然で美しい声」「声域の高低に渡って均質な声質」「日々の鍛錬によって、高度に華麗な音楽を苦もなく発声できること」にあり、最高のイタリア人歌手の歌唱を聞くことで初めて理解しうる名人芸とされていました。
すなわちベルカントとは、単に美しい歌や歌唱、発声法という意味だけではなく、「イタリアの至宝」を意味し、イタリアの歴史そのものであると言えるでしょう。それは、心身ともに歓喜の渦に包まれる最高の体験であり、音楽の祝福を受けること。この発声法を学ぶとは、貴重な「イタリアの至宝」を身につけることに他ならないのです。

 今、私たちの活動は、そうした素晴らしい発声法を伝えていくために、日本のみならず、世界中に活動の場を広げています。

 例えば、イタリアやルーマニアなどヨーロッパを中心に、世界各地の劇場でのコンサートを予定。この素晴らしいベルカントを学ぶことは、同時に世界中のステージで歌い、この発声法を伝えていくことを意味しているのです。プロであることやアマチュアであることは関係ありません。この発声法を身につけた人なら誰でもサルバベルカントの担い手として賞賛され、ステージで喝采を浴びる、何ものにも代えがたい素晴らしい体験ができるのです。

 この発声法は、極めてリラックスした呼吸法を用いることが特徴です、したがって、無理な力を使うことなく、遠くまでよく響く声で歌うことができる発声法であるため、年を重ねて筋力が衰えても、声が揺れたり高音が出なくなったりすることがありません。いつまでも若々しく、ハリのある声で歌うことができるでしょう。

 さあ、あなたも観衆からベルカントの継承者へ。私たちと共にステージに立ちませんか。ここから、まさにあなたの人生の新たな幕が上がります。

サルバベルカント代表

峯川 知子

経 歴

1995年、イタリア・オペラの真髄を追求すべく、野村国際文化財団助成金によりローマに留学。シルビア・シルベリーニに師事し歌とピアノを学ぶ。

1996年、ロッシーニ音楽院の教授であり、劇場ピアニストのカルロ・モルガンティの内弟子として、約300年の歴史のあるテアトロペルゴレージで8年間オペラ公演に携わる。

1997年、モンテプルチャーノ音楽祭において、世界的指揮者エンリケ・マッツォーラのオペラのアシスタントピアニストを務め、サルバドーリより厚い信頼を得る
その際、門外不出にしていた歌唱テクニックを3年がかりで直接指導される。

2005年、アントニオ・サルバドーリ直伝のオペラ歌唱法を広めるため、サルバドーリの名前を冠して「サルバベルカント」を興す。

2007年、ベルカント唱法の至宝、ロベルト・ボルトルッツィとの知己を得る。
現在、歴史と風土から醸成された伝統的イタリアオペラの魅力を発見しつつ、公演活動、歌手への指導に邁進している。

2016年、東久邇宮記念賞及び文化褒賞を受賞

 

 

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